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CHAMPION GUIDE

ベイガー

初心者向けミッドチャンピオン解説 ・ パッチ26.18対応

【LoL】ベイガーのカウンターとビルド|檻は、外周にしか当たりません

読了目安 約44分 ・ 最終更新 2026年10月10日

この記事で学べること

ベイガーのカウンターはカタリナ、イレリア、ゼド。ベイガーが相手の時の対策、苦手な相手をどう凌ぐか、有利なアジール、ヴェックスへの勝ち方、ボットで使う時の相性、ルーンとビルド、時間帯ごとの強さまで解説。

監修: ドネキフ塾長

LoL歴9年・最高ランクはエメラルド・全チャンピオンを使用|YouTube活動5年・動画2,000本以上・登録者4.5万人|コーチ40人超が所属するドネキフ塾の運営者|大好きなチャンピオンはティーモ ・ ドネキフ塾 コーチ

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📖 目次

スキル早見表

クリックで説明と数値 ・ パッチ16.21時点・自動更新

基礎基本ステータスレベル1と18▾
項目レベル1レベル18
体力5802416
マナ490932
攻撃力5297.9
攻撃速度0.630.86
物理防御18106.4
魔法防御3254.1
体力自動回復(5秒)6.516.7
移動速度340340
射程550550
P偉大なる悪の力固有スキル▾

ルーンテラを脅かす強大な悪であるベイガー、その力はとどまるところを知らない!敵チャンピオンからキルまたはアシストを獲得したり、スキルを命中させると、ベイガーの魔力は永続的に増加してゆく。

スタックごとの魔力
1
Qキルスタック
1
スキルスタック
1
テイクダウンスタック
5
Qキルスタック大型
3
QイーヴィルストライクCD 6/5.5/5/4.5/4秒マナ 30/35/40/45/50▾

指定方向に闇のエネルギーを発射し、最初に命中した敵2体に魔法ダメージを与える。このスキルで敵ユニットにとどめを刺すと、ベイガーの魔力が永続的に増加する。

魔力反映
50% / 55% / 60% / 65% / 70%
基本ダメージ
80 / 120 / 160 / 200 / 240
WダークマターCD 0秒マナ 60/65/70/75/80▾

指定地点に巨大な暗黒物質を降らせ、着地時に魔法ダメージを与える。「偉大なる悪の力」のスタックに応じて「ダークマター」のクールダウンが短縮される。

魔力反映
70% / 80% / 90% / 100% / 110%
基本ダメージ
85 / 140 / 195 / 250 / 305
着弾遅延
1.2秒
基本クールダウン
8秒
EイベントホライズンCD 20/18.5/17/15.5/14秒マナ 70/75/80/85/90▾

空間の境界をねじ曲げて檻を作り出す。檻を通過した敵はスタンする。

スタン時間
1.5秒 / 1.75秒 / 2秒 / 2.25秒 / 2.5秒
檻遅延
0.5秒
RメテオバーストCD 120/90/60秒マナ 100▾

敵チャンピオン1体に闇の大魔法を放ち、対象の減少体力に応じて増加する大量の魔法ダメージを与える。

魔力反映
65% / 70% / 75% / 80% / 85%
基本ダメージ
175 / 250 / 325 / 400 / 475
最大処刑倍率
2
ベイガーのページ(スキルの全数値・ティア・モード別の構成)

ベイガーはこういうチャンピオン(ミッド)。得意なこと・苦手なこと・強い時間帯と、パワースパイク

ベイガーが相手で困っている人へ: ベイガーを相手にする側の対策に、避け方・弱い時間・対策アイテムをまとめています。

まず結論

ベイガーの勝ち方は3つで言えます。

  • ① 檻は「閉じ込める技」ではありません。 イベントホライズンのスタン判定は外周だけです。中に立っているだけの相手には、何も起きません。 だから相手の真上に置くのではなく、退路か、詰めてくる進路に外周が来るように置きます
  • ② Rは射程650しかありません。 通常攻撃が550なので、たった100長いだけです。QとWが1000と950もあるので、そこを勘違いすると「削り切ったのにRが届かない」「Rを撃とうと前に出て返り討ち」が毎試合起きます
  • ③ 今のベイガーは、ミッドで97体中24位のAティアです。26.07以降パッチで触られていない、放置された強いチャンピオンでもあります

「ベイガーに勝てない」で調べに来た人は、後半の「ベイガーを相手にする側の対策」から読んでください。結論だけ先に言うと、檻の外周に触れなければ何も起きません。

ベイガーのカウンター早見表(26.20)

ベイガーが苦手な相手を、つらい順に並べました。理由と対策は下の「ベイガーのカウンター:誰が苦手で、誰に強いか」で詳しく解説しています。

苦手な相手ひとことで
カタリナ カタリナ最悪の対面です
イレリア イレリアミニオンを伝って何度も踏み込まれ、檻の判定をまたがれます
ゼド ゼドRで背後に回られると、檻の置き場所が無くなります
ヨネ ヨネEの分身で檻を無視して戻られます
カサディン カサディンRの瞬間移動で檻を無視されます

ベイガーが有利な相手はアジール、ヴェックス、カシオペアです。

こんな経験ありませんか

序盤ずっと何もできない。相手に押し込まれてCSだけ拾っている。それで合っています。 数字を見てください。

試合の長さベイガーの勝率(ミッド)全チャンピオン中の順位
25分まで44.89%50位
25分49.88%28位
30分51.90%8位
35分55.20%5位
40分以上55.53%6位

25分までに終わった試合は44%台。40分を超えれば55%台で全チャンピオン中6位。 ここまで極端に時間へ依存するチャンピオンは、そう多くありません。

序盤の影響力はほぼゼロです。 できる最善は、相手をレーンに縛るか、檻で動きを抑えることだけ。それ以上を狙うと崩れます。

どんなチャンピオン?

得意なこと: 火力を無限に積み上げることと、檻で相手の位置を縛ることです。Eは範囲425もあるので、スタンが取れなくても立てるだけで相手の選択肢を削れます。

苦手なこと: 生存手段がゼロであることです。移動技も無敵もありません。単独行動は切られるだけなので、後半ほど味方と一緒に動く集団戦型です。

強い時間帯: 35分以降。上の表のとおりです。

今の立ち位置: パッチ26.18でミッド勝率50.22%、97体中24位のAティア。ロール比率はミッド60.0%、ボット27.7%、サポート9.1%。

ボットのベイガーは、もう例外的な使い方ではありません。 ボットでも勝率50.89%・57体中19位のA−で、ミッドと変わらない水準です。この記事では後半にボット専用の章を作りました。

誰におすすめ?: 20分我慢できる人。操作は簡単ですが、Eの置き方だけは考え方を覚える必要があります。

スキルの使い方

数値は上の「スキル早見表」を見てください(パッチごとに自動更新されます)。ここでは使い方の判断だけを話します。

ベイガーのスキル。固有(偉大なる悪の力): ルーンテラを脅かす強大な悪であるベイガー、その力はとどまるところを知らない!。Q(イーヴィルストライク): 指定方向に闇のエネルギーを発射し、最初に命中した敵2体に魔法ダメージを与える。W(ダークマター): 指定地点に巨大な暗黒物質を降らせ、着地時に魔法ダメージを与える。E(イベントホライズン): 空間の境界をねじ曲げて檻を作り出す。檻を通過した敵はスタンする。R(メテオバースト): 敵チャンピオン1体に闇の大魔法を放ち、対象の減少体力に応じて増加する大量の魔法ダメージを与える

スキル使い方の要点
固有(偉大なる悪の力)スキルを当てるたびに魔力が永久に増えます。上限がありません
Q(イーヴィルストライク)射程1000。ミニオンにとどめを刺すと魔力が増えます。 安全に積める主力
W(ダークマター)射程950。発動までが長く範囲も狭いので、単独ではまず当たりません。 Eで縛ってから落とすのが前提です
E(イベントホライズン)射程725・範囲425・発動0.5秒・持続3秒・スタン1.5〜2.5秒。スタン判定は外周だけ。 中に立つだけの相手には何も起きません
R(メテオバースト)射程650。 相手の減った体力に比例して伸びます。26.07でクールダウンが120/90/60秒に伸びました(それ以前は100/80/60秒)

ポイント: 射程の落差が、このチャンピオン最大の事故の元です。 Qが1000、Wが950、Eが725、そしてRが650。 通常攻撃の550とほとんど変わりません。

QとWで削った相手にRが届かない、という場面が毎試合起きます。届かせるには前に出る必要があり、前に出ると生存手段がないので死にます。

「Rが届く位置にいるかどうか」を、削り始める前に見てください。

そしてRは相手の減った体力に比例するので、QとWを先に当てないと火力が出ません。 順番はQとWが先、Rが最後です。

コンボ

まず覚える2つ

ベイガーのコンボはまず2つ。基本: E(退路か進路に外周を置く)→ 相手が縁に触れてスタン → W を足元に → Q → R、味方の行動妨害がある時: 味方が止めた相手の真上にE → W → Q → R

  • 基本: E(退路か進路に外周を置く)→ 相手が縁に触れてスタン → W を足元に → Q → R
  • 味方の行動妨害がある時: 味方が止めた相手の真上にE → W → Q → R

檻(E)の置き方が、このチャンピオンの全てです

スタン判定は外周だけです。 ここを勘違いしていると、いつまでも当たりません。

  • 相手の真上に置かない。 中に立っているだけでは何も起きません
  • 退路に置く。 逃げようとして縁に触れた瞬間にスタンします
  • 詰めてくる進路に置く。 踏み込んでくる相手には、こちらが一番当てやすい形です
  • 発動に0.5秒あります。 動いている相手にスタンを当てるのは難しいので、味方の行動妨害で固定してから重ねるのが確実です
  • スタンが取れなくても仕事になります。 範囲425は大きいので、置くだけで相手の立てる場所を削れます

順番の理由

QとWで削ってからRを撃つのには理由があります。Rは相手の減った体力に比例して伸びるからです。

逆にRから撃つと、最も火力が出ない状態で一番大事な技を使うことになります。 ここは順番を守ってください。

もう1つ、Wは単独ではまず当たりません。 発動までが長く範囲も狭いので、Eで縛ってから落とすのが前提です。

パワースパイク(強さの節目)

タイミング何が起きるか
レベル6(R習得)クールダウンは120秒です。 気軽に撃てる技ではありません
レベル9ウェーブ処理が急に楽になります。 ここから削られてもウェーブを押し返せるようになり、成長が止まらなくなります
ラバドン デスキャップ ラバドン デスキャップ完成積み上げた魔力に倍率がかかります。 ここが最初の本番
35分以降上の表のとおり、全チャンピオン中5位。 ここまで来れば勝ちです

対策側から見ると、この表はそのまま「急ぐ理由の一覧」です。 25分までに終われば、ベイガーの勝率は44%台です。

レーン戦の考え方

序盤(〜レベル5)

  • Qでミニオンにとどめを刺すことだけ考える。 射程1000なので、安全な位置から積めます
  • 序盤に何かを起こそうとしない。 できるのは相手をレーンに縛ることと、檻で抑えることだけです
  • Eを逃げ道として温存する。 生存手段がこれしかありません
  • 味方のジャングラーも成長型だと、序盤の穴が2つ空きます。 その試合は、より慎重に

中盤以降(レベル6〜)

  • Rを当てにしない。 クールダウンが120秒で射程も650です。上の帯ほど、QとWの回転で削っています
  • レベル9からウェーブ処理が良くなります。 押し返せるようになったら、視界とオブジェクトに絡む時間を作る
  • 単独行動しない。 生存手段がゼロなので、サイドを押しに行くと切られます
  • 集団戦では、味方の行動妨害の上にEを重ねる。 これが最も確実なスタンの取り方です

ウェーブを押すか止めるかの基準は、ウェーブ管理の基本にまとめてあります。

ベイガーのカウンター:誰が苦手で、誰に強いか

先に、この数字の読み方を一言。

ベイガーの苦手な相手はカタリナ・イレリア・ゼド、有利な相手はアジール・ヴェックス・カシオペア

ここに出す勝率の差は、エメラルド以上の平均的なプレイヤーが、その対面で最終的に勝った割合です。「あなたがその対面で勝てる」という意味ではありません。

ガイドの著者が「きつい」と書いている相手は、たいてい操作が難しいという話をしています。統計が有利に出ていても、その難しさが消えるわけではありません。 数字と資料が食い違う対面は、どちらかが間違っているのではなく、「平均の結果」と「操作の難しさ」という別のことを言っている場合がほとんどです。

だからこの記事では、食い違った対面には必ず「何ができれば勝てるのか」を書きました。その条件が自分にできないなら、その対面は自分にとっては不利です。

数字は「相手の全体勝率」と「ベイガー自身の全体勝率」の両方を差し引いた勝率の差です。

カウンター(ベイガーが苦手な相手)

相手なぜ苦手かどう凌ぐか
カタリナ カタリナ最悪の対面です(補正後勝率−4.4%/1,786戦)。短剣の跳躍で檻の外周を踏まずに入ってこられますEを逃げ道として温存する。 相手がRを回し始めたら、外周を自分と相手の間に置く
イレリア イレリアミニオンを伝って何度も踏み込まれ、檻の判定をまたがれます(勝率−3.0%/604戦)相手の固有スタックが乗る前にEで縛る。 ウェーブを溜めない
ゼド ゼドRで背後に回られると、檻の置き場所が無くなります(勝率−2.7%/1,906戦)Rを受けた瞬間に、自分の足元ではなく離脱先にEを置く
ヨネ ヨネEの分身で檻を無視して戻られます(勝率−2.6%/1,732戦)相手の分身が戻る場所を読んで、そこにEの外周を置く
カサディン カサディンRの瞬間移動で檻を無視されます(勝率−2.5%/1,108戦)。しかも同じ成長型なので、時間の勝負でも負けます相手のRはマナを使うので、ウェーブを押してマナを削るのが効きます。 そのうえで ゾーニャの砂時計 ゾーニャの砂時計。踏み込まれた瞬間の2.5秒を消せます。 レベル16より前に試合を動かすのが本筋
フェイ フェイ射程が長く種類も多いので、檻に触れずに削り切られます(勝率−1.2%/952戦)ミニオンの陰。Qでウェーブだけ触ってレベル9を待つ

苦手な相手に効くアイテム(数字で見る)

苦手な相手と当たった試合だけで比べて、買うと勝率が上がっていたアイテムです(直近30日・エメラルド以上)。後から買うアイテムほど勝率が高く出るので、靴・序盤・1〜2本目だけで比べています。

  • カタリナ: 数字ではやや上なのが、序盤の アイオニア ブーツ アイオニア ブーツ(この相手で53.8%。序盤の平均は47.9%)
  • イレリア: 数字ではやや上なのが、靴の プレート スチールキャップ プレート スチールキャップ(この相手で53.2%。靴の平均は51.5%)
  • ゼド: 数字ではやや上なのが、1本目の アークエンジェル スタッフ アークエンジェル スタッフ(この相手で51.7%。1本目の平均は49.0%)

苦手対面は、持ち物で軽くできます

上の表の「どう凌ぐか」は、立ち回りの話だけではありません。 苦手な対面でいちばん効くのは、最初の帰還で何を買うかです。 安い1本で、相性が「詰み」から「不利だが戦える」に変わります。

相手の火力最初の帰還で買うものその先
重い1発で崩されるネガトロン クローク ネガトロン クローク(850G)バンシー ヴェール バンシー ヴェール(3,000G。スペルシールドで、当たったら終わりの技を1回止めます)
魔法ダメージで削り続けられるネガトロン クローク ネガトロン クローク(850G)バンシー ヴェール バンシー ヴェール、マーキュリー ブーツ マーキュリー ブーツ
一瞬で溶かされるドラン リング ドラン リングを重ねて体力を稼ぐゾーニャの砂時計 ゾーニャの砂時計(2.5秒止まります。踏み込んでくる相手への答え)
物理で殴られるクロース アーマー クロース アーマー(300G)プレート スチールキャップ プレート スチールキャップ、ゾーニャの砂時計 ゾーニャの砂時計(物理防御50が付きます)
回復で戻される忘却のオーブ 忘却のオーブ(800G。負傷40%)モレロノミコン モレロノミコン

この表の要点は、値段です。 300〜1,300ゴールドの1本で相性が変わるなら、コアアイテムを1回遅らせても十分に見合います。 「対面がきついからCSだけ拾う」の前に、買い物で軽くできないかを1度考えてください。

ベイガーが有利な相手

相手なぜ有利か勝ち方
アジール アジール最も得意な対面です(勝率+5.1%/537戦)。にもかかわらず、資料はこの相手を「互角」に置いています兵士を無視して本体にEの外周を合わせる。相手のRで押し出される方向に、先に檻を置く
ヴェックス ヴェックスベイガーにはダッシュが1つも無いので、相手の固有の主要な火力源が丸ごと無効になります(勝率+3.6%/743戦)普通にQを積む。踏み込まれたらEの外周を退路に
カシオペア カシオペア移動技が無いので、檻から出られません(勝率+3.4%/359戦)Eで縛ってからWを落とす。沼の外から撃つ
サイラス サイラスRを奪われても、こちらのRは単体の処刑技なので集団戦がひっくり返りません(勝率+3.2%/1,492戦)踏み込まれた瞬間にEの外周。回復を止められると何もできない相手です
タリヤ タリヤ韓国の資料は「ポークで苦しむ」としていますが、数字は有利です(勝率+2.0%/329戦)。ただし329戦と少なめです条件はレベル9まで耐えられることです。 そこまでウェーブを押し返せないと、資料の言うとおり削り負けます

檻から出られるかどうかが、相性の全てです

この1行で、上の2つの表がほとんど説明できます。

相手の特徴判断
瞬間移動・スペルシールド・解除手段で檻を無視できる不利。 カサディン・カタリナ・ゼド・シヴィア
移動技が無いか、読める有利。 カシオペア・アジール・ヴェックス
射程の外から削り切れる不利寄り。 ただしレベル9からウェーブを押し返せるので、思ったほど負けません

3番目に注意してください。 タリヤのような長射程は「ベイガーの苦手」として扱われがちですが、数字はベイガー有利でした。レベル9以降のウェーブ処理が良いので、削られても成長が止まらないのが理由です。

ゼラス戦は互角と読んでください。 ベイガー側から見ると 勝率+1.5%(1,333戦)ですが、ゼラス側から見ても 勝率+0.3%(1,370戦)。両側がプラスなので、この指標では判定できません。 ミニオンの陰で耐えて、レベル9からウェーブで押し返す形になります(ゼラス側の作りはゼラスの記事で解説しています)。

オーロラ戦は、どちらの記事も「有利」と書くべきではありません

正直に書きます。 オーロラ側から見た数字は 勝率+1.5%(493戦)、ベイガー側から見た数字は 勝率+0.9%(470戦)。両側が自分有利を主張しています。

どちらも差が小さすぎて、この指標では判定できません。 素直に「互角」と読むのが正しいです。

ただし仕組みの上ではオーロラ側に理があります。 オーロラは檻を無視する手段を3つ持っています。

  • W: 跳躍して、着地時に姿を消す
  • E: ダメージとスロウを出しながら、自分は後ろへ跳ぶ
  • R: 跳躍したうえで、作った領域の端から端へ移動できる

檻から出る手段を複数持つので不利寄り。ただし数字は互角の範囲、というのが正確な書き方です。

ボットのベイガー:もう例外ではありません

ロール比率の27.7%がボットです。 勝率50.89%・57体中19位のA−で、ミッドと遜色ありません。「ベイガーはミッド専用」という説明は古いです。

なぜボットで成立するのか

  • 序盤の成長を止められる相手が、ボットにはほとんどいません。 Qの射程1000で、遠くから安全に最後の一撃だけ取れます
  • ガンクも効きません。 Eのダイブ対処能力が最上級だからです
  • 味方のジャングラーが来た時の合わせが強い。 檻を置くだけで、相手のフラッシュが抜けます

そして最も重要な1行がこれです。

ADCの移動技は、エズリアルのアーケインシフトを除いて、全部イベントホライズンで止まります。

そしてこの名指しは、数字でそのまま確認できました。 エズリアルだけが 勝率−2.1%(1,360戦)でベイガー不利です。

ただし、これには期限があります

檻のスタンも行動妨害系のデバフなので、クイックシルバー サッシュ クイックシルバー サッシュ と マーキュリアル シミター マーキュリアル シミター で解除されます。 ADCがこの2つを積むのは珍しくありません。

つまり「移動技では抜けられない」が効くのは、相手が解除手段を買うまでです。 それはたいてい2〜3本目なので、ボットのベイガーの勝負どころは、そこまでということになります。

マーキュリー ブーツ マーキュリー ブーツ でも解除はされませんが、スタンの時間が短くなります。 檻の外周に触れてから抜けられる、という形に変わります。

ただし、買わせたこと自体が得点です。 クイックシルバー サッシュ クイックシルバー サッシュは1,300ゴールド、マーキュリアル シミター マーキュリアル シミターなら3,200ゴールド。ADCのコアアイテムが1本3,000〜3,500ゴールドなので、相手の火力の完成がそのぶん遅れます。

ベイガーは遅い時間ほど強いチャンピオンです。相手のキャリーの完成を遅らせること自体が、こちらの勝ち筋と噛み合っています。

買われた後にやることは1つです。檻を「止める技」ではなく「立たせない技」として使ってください。 範囲425は解除できません。置いておくだけで相手の位置を縛るという、ミッドと同じ使い方に切り替わります。

ボットでの相性

苦手な相手勝率の差理由
シヴィア シヴィア−4.2%スペルシールドで檻を丸ごと無効化できる唯一のADCです
アフェリオス アフェリオス−4.1%射程と火力で押し切られます
スモルダー スモルダー−3.9%同じ成長型で、あちらのほうが安全に積めます
ザヤ ザヤ−3.1%Rの無敵で檻を抜けられます
エズリアル エズリアル−2.1%唯一、檻で止まらない移動技を持っています
得意な相手勝率の差
サミーラ サミーラ+7.1%
ヤスオ ヤスオ+3.8%
ミス・フォーチュン ミス・フォーチュン+3.6%
ジン ジン+1.4%

ジンクス・アッシュ・ケイトリンは「互角」です。 どれも差が1点未満で、この指標では判定できません。 ベイガー側から見ても相手側から見ても、両方がわずかにプラスに出ています。どちらの記事でも「有利」と書くべきではない対面です。

ボットで組むサポート

  • 行動妨害を持つサポートと相性が良い。 相手を縛った上に檻を重ねられます
  • 逆に、引き寄せてくる相手には手も足も出ません。 先にピックするなら、ブリッツクランクとパイクはバンしてください
  • 相手のADCと正面から殴り合わない。 序盤は育つことに専念する

苦手と有利の「共通点」を覚えると、初見の相手にも応用できます

  • カウンターの共通点は、檻を無視できる相手です(カサディン カサディン・カタリナ カタリナ・シヴィア シヴィア)
  • 有利な相手の共通点は、移動技が無いか読める相手です(カシオペア カシオペア・アジール アジール・ヴェックス ヴェックス)
  • 長射程は、思ったほど苦手ではありません。 レベル9からウェーブを押し返せるので、削られても成長は止まりません
  • つまるところ、ベイガーは「檻から出られない相手に強く、出られる相手に弱い」チャンピオンです

ベイガーを相手にする側の対策

「ベイガーに勝てない」で調べて来た人向けの章です。大前提はこれです。檻の外周に触れなければ何も起きません。そしてベイガーは時間とともに強くなるので、急ぐほどこちらが有利です。

  • ① 檻の外周に触れないでください。E(イベントホライズン)のスタン判定は外周だけで、中に立っているだけでは何も起きません。中に入ってしまったら、慌てて出ようとせず、消えるまでの3秒をその場で耐えるほうが安全な場面もあります。檻が出たら、まず自分と外周の位置関係を見てください
  • ② Eを吐かせてから詰めてください。Eはベイガーの唯一の生存手段です。移動する技を持っていないので、Eを使った後は捕まえれば確実に落ちます。単独で歩いているベイガーも同じで、見つけたら切れます
  • ③ Rの射程は650しかありません。通常攻撃(550)とほとんど同じです。Rは相手の減っている体力が多いほどダメージが上がるので、削られた後にこの距離へ入るのが一番危険です。体力が減ったら650より外にいれば、トドメは飛んできません。Rのクールダウンは120秒で、1回吐かせたら2分近く余裕があります
  • ④ 25分までに終わらせてください。25分以内に終わった試合のベイガーの勝率は44%台です。逆に35分以降は全チャンピオン中5位まで上がります。レベル9からウェーブ処理が楽になり、ラバドン デスキャップ ラバドン デスキャップの完成で火力が跳ね上がるので、その前に試合を動かします。Qでミニオンにとどめを刺すたびに魔力が増えるので、ウェーブを押してCSを邪魔するのも効きます
  • ⑤ 解除手段を積んでください。クイックシルバー サッシュ クイックシルバー サッシュとマーキュリアル シミター マーキュリアル シミターは檻のスタンも解除します。クレンズでも同じです。マーキュリー ブーツ マーキュリー ブーツなら解除はできませんが時間が短くなり、魔法防御も付きます。ダメージは魔法が中心なので、魔法防御はそのままRの被害も減らします
  • ⑥ 相性のいいチャンピオン。カタリナは短剣の跳躍で外周を踏まずに入れます。ゼドはRで背後に回り、檻の置き場所を奪えます。カサディンはRの瞬間移動で檻を無視できます。ボットで当たった時は、ブリッツクランクやパイクの引き寄せが最も効きます。シヴィアのスペルシールドは檻を丸ごと無効化できます

集団戦の立ち回り

  • 味方の行動妨害の上にEを重ねる。 これが最も確実なスタンの取り方です
  • Eは外周を意識して置く。 相手の真上ではなく、下がる先か、詰めてくる先に
  • Rを撃つ前に、自分が650の内側にいるか確認する。 ここを見ないで前に出るのが最大の死因です
  • QとWで削ってからR。 順番が逆だと火力が出ません
  • 単独で動かない。 生存手段がゼロです

ベイガーの集団戦の立ち回り。味方の行動妨害の上にEを重ねる、Eは外周を意識して置く、Rを撃つ前に、自分が650の内側にいるか確認する、QとWで削ってからR、単独で動かない

試合中の立ち回りの考え方そのものは、ミッドの上達法にまとめてあります。

一緒に組むと強い味方

ベイガーの強み: Eの檻に触れた相手をスタンさせ、落ちるのが遅いWを当て、体力が減った相手をRで仕留められる。スキルを当てるほど魔力が増え続ける。 ベイガーの弱み: Eの檻は出るまでに少し間があり、動いている相手には避けられやすい。逃げるスキルも無い。

ベイガーが欲しい味方。強みを伸ばす味方: カイ=サ・ヴィエゴ/弱みを補う味方: ノーチラス・スレッシュ

※ 勝率は、一緒のチームになった試合で普段よりどれだけ上がるか(パッチ16.18)。

強みを伸ばす味方:檻で止めた相手に飛び込んでくれる

  • カイ=サ(Rで印のついた相手に飛び込む): カイ=サの印は、味方が相手を行動妨害した時にも溜まります。Eの檻でスタンさせた相手に、カイ=サがRで一気に詰められます。勝率+0.8%(7,301戦)
  • ヴィエゴ(Wの霧でスタン・Rで斬り込む): Eの檻とWのスタンで2回続けて止められるので、ヴィエゴが倒し切るまで相手は動けません。勝率+1.0%(4,523戦)

弱みを補う味方:先に止めて、檻を当てやすくしてくれる

ベイガーのEとWは、止まっている相手にはほぼ確実に当たります。

  • ノーチラス(Qの錨で引き寄せ・Rで打ち上げ): 引き寄せられた相手や打ち上がった相手には、Eの檻を重ねて置けます。その間に落ちるのが遅いWも当たります。勝率+1.9%(4,360戦)
  • スレッシュ(Qの鎖で引き寄せる): 鎖で捕まえた相手の周りにEの檻を置けば、逃げ道がふさがります。勝率+1.4%(6,560戦)

ビルドの考え方(26.18時点の主流)

天啓メイン

グレイシャルオーグメント解放の魔導書ファーストストライク
ヘクステックフラッシュネイター魔法の靴キャッシュバック
トリプル トニックタイムワープトニックビスケットデリバリー
宇宙の英知疾駆なんでも屋

魔道サブ

アクシオム アルカニストマナフローバンドニンバスクローク
至高追い風英気集中
追火水走り強まる嵐

ステータスのかけら

スキルヘイストスキルヘイスト
アダプティブアダプティブ
成長体力成長体力
  • ファーストストライク 天啓と魔道の組み合わせが採用42.8%・勝率51.29%。 ゴールドを稼ぎながら成長するルーンで、序盤に何も起こせないベイガーと噛み合っています
  • 2番手は魔道を主にした形で、採用23.7%・勝率47.00%。 主流より4ポイント以上低く出ています。 削り合いを狙う構成ですが、数字では明確に負けています
  • 基本形: 女神の涙 女神の涙から ロッド オブ エイジス ロッド オブ エイジス、セラフ エンブレイス セラフ エンブレイス、そして ラバドン デスキャップ ラバドン デスキャップ。 この形が採用19.0%・勝率56.95%。 数字の上では最上位です
  • 火力型もあります。 ルーデン エコー ルーデン エコーから ストームサージ ストームサージ、ラバドン デスキャップ ラバドン デスキャップの形で採用10.4%・勝率54.99%。 2ポイントほど下です
  • ラバドン デスキャップ ラバドン デスキャップの数字が突出しています。 最終所持率56.6%に対して勝率56.07%。 ロッド オブ エイジス ロッド オブ エイジス(50.7%・50.59%)やルーデン エコー ルーデン エコー(40.6%・50.14%)とは別格です。固有で積んだ魔力に倍率がかかるので、ベイガーとの噛み合いが特に強いアイテムです
  • ゾーニャの砂時計 ゾーニャの砂時計も所持率22.1%で勝率54.82%。 高く出ています。生存手段がゼロのチャンピオンなので、理屈も合っています
  • 靴: ソーサラー シューズ ソーサラー シューズが66.2%で勝率51.66%。 アイオニア ブーツ アイオニア ブーツが19.5%で50.23%です
  • スタート: ドラン リング ドラン リングとポーション2本が82.8%
  • サモナースペル: フラッシュとテレポートが85.8%。 ほぼ一択です
  • スキルの上げ順はQ先上げ。 Q → W → E が90.4%で勝率55.86%、Q → E → W が9.2%で56.53%。大差はないので、Eのクールダウンを早く縮めたい対面ではE2番目も選択肢です

対面で変えるアイテム

  • 踏み込んでくる相手(カタリナ カタリナ・ゼド ゼド): ゾーニャの砂時計 ゾーニャの砂時計を急ぐ。 生存手段がこれしかありません
  • 射程の長い相手(フェイ フェイ): ロッド オブ エイジス ロッド オブ エイジスで耐久を取り、レベル9まで待つ
  • 早く火力が欲しい試合: ルーデン エコー ルーデン エコーとストームサージ ストームサージ。ただし数字は耐久型のほうが上です
  • ボットで使う時: ソーサラー シューズ ソーサラー シューズと ラバドン デスキャップ ラバドン デスキャップの優先は変わりません

動画で見る

動画では、ベイガーが実際の試合でどう動くのかを紹介しています。細かい判断は、この記事の方に書いています。

よくある失敗

ベイガーのよくある失敗。檻を相手の真上に置く、Rの射程を勘違いする、Rから撃つ、Wを単独で撃つ

①檻を相手の真上に置く。 スタン判定は外周だけです。中に立つだけの相手には何も起きません。退路か進路に外周を置いてください。

②Rの射程を勘違いする。 650しかありません。通常攻撃とほとんど同じです。QとWの1000・950で削り切った相手には、たいてい届いていません。

③Rから撃つ。 Rは相手の減った体力に比例します。QとWを先に当ててください。

④Wを単独で撃つ。 発動までが長く範囲も狭いので、まず当たりません。Eで縛ってから落とす。

⑤序盤に何かを起こそうとする。 影響力はほぼゼロです。25分までの勝率は44%台。我慢が仕事です。

⑥単独でサイドを押しに行く。 生存手段がゼロなので、切られて終わります。

⑦(対策側)檻の中で慌てて動く。 外周に触れなければスタンしません。3秒待つほうが安全な場面もあります。

同じ失敗を繰り返さないための見返し方は、負けた試合の見返し方に書いてあります。

このチャンプで3試合やる時の目標

  • 1試合目: Eを相手の退路か進路に置く(真上に置いた回数を数える)
  • 2試合目: Rを撃つ前に、自分が650の内側にいるか確認する
  • 3試合目: QとWで削ってからRを撃つ(順番を守る練習)
  • 3試合を通して: 25分まで単独行動せずに済んだか振り返る

ベイガーで3試合やる時の目標。1試合目 Eを相手の退路か進路に置く(真上に置いた回数を数える)、2試合目 Rを撃つ前に、自分が650の内側にいるか確認する、3試合目 QとWで削ってからRを撃つ(順番を守る練習)、3試合を通して 25分まで単独行動せずに済んだか振り返る

目標の立て方と「何回中何回」の数え方は、上達する練習のやり方を見てください。

COACHING

ベイガーが得意なコーチがいます

この記事で覚えた動きは、実戦を見てもらうのが一番早く身につきます。ベイガーを得意チャンピオンに登録しているコーチに、リプレイ添削や1on1で直接聞けます。

ランクを上げたい人へ: ランクの仕組みと分布、帯ごとの抜け方→