ドネキフ塾

CHAMPION GUIDE

ヴァルス

初心者向けADCチャンピオン解説 ・ パッチ26.18対応

【LoL】ヴァルスのカウンターとビルド|レーンで勝っても、試合で勝ち切れない

読了目安 約42分 ・ 最終更新 2026年9月5日

この記事で学べること

ヴァルスのカウンターはトゥイッチ、ジンクス、ゼリ。ヴァルスが相手の時の対策、苦手な相手をどう凌ぐか、有利なアフェリオス、エズリアルへの勝ち方、ルーンとビルド、コンボ、時間帯ごとの強さまで。対面で変えるアイテムも解説。

監修: ドネキフ塾長

LoL歴9年・最高ランクはエメラルド・全チャンピオンを使用|YouTube活動5年・動画2,000本以上・登録者4.5万人|コーチ40人超が所属するドネキフ塾の運営者|大好きなチャンピオンはティーモ ・ ドネキフ塾 コーチ

𝕏 (Twitter)▶ YouTube

ドネキフさんに予約 →
📖 目次

スキル早見表

クリックで説明と数値 ・ パッチ16.21時点・自動更新

基礎基本ステータスレベル1と18▾
項目レベル1レベル18
体力6002385
マナ3201000
攻撃力59116.8
攻撃速度0.661.05
物理防御2492
魔法防御3351.7
体力自動回復(5秒)3.512.9
移動速度330330
射程575575
P復讐の化身固有スキル▾

キルまたはアシストを獲得すると、一時的に攻撃力と魔力が増加する。相手が敵チャンピオンの場合、このボーナスはさらに大きくなる。

ミニオン攻撃速度
10%(レベル7で+5%・レベル13で+5%)
チャンピオン攻撃速度
30%
攻撃速度時間
5秒(レベル6で+2秒・レベル11で+2秒・レベル16で+2秒・レベル21で+2秒・レベル26で+2秒)
固有攻撃速度
30%
固有攻撃速度ミニオン
10%
固有攻撃速度反映
40%
固有攻撃速度反映ミニオン
20%
新しい攻撃速度上限
3.33
Q乾坤一擲CD 16/15/14/13/12秒マナ 50/55/60/65/70▾

弓を引き絞り、強力な一矢を放つ。構えてから発動するまでの時間が長ければ長いほど、射程距離とダメージ量が増加する。

基本ダメージ最大
80 / 150 / 220 / 290 / 360
チャージ倍率逆
66.67%
攻撃力反映最大
120%
最大チャージ増幅
50%
減衰割合
15%
マナの返還
50%
最大詠唱時間
4秒
クールダウン返還
3
移動速度補正
-20%
最小ダメージ割合
33%
W枯死の矢筒CD 40秒マナ -▾

自動効果: 通常攻撃に追加魔法ダメージがつき、命中時に「枯死の呪い」を付与する。「枯死の呪い」がかかった敵に自身の他のスキルが命中すると、対象の最大体力に応じた魔法ダメージを与える。 発動効果: 次の「乾坤一擲」が強化される。

Q強化割合体力
6% / 8% / 10% / 12% / 14%
最大モンスターダメージ
120
スタックごとの基本割合体力
3% / 3.5% / 4% / 4.5% / 5%
Q強化モンスター上限
360
通常攻撃時反映
25%
通常攻撃時攻撃力反映
15%
WQ体力ダメージ
6% / 8% / 10% / 12% / 14%
デバフの効果時間
6秒
最大スタック
3
E滅びの矢雨CD 18/16/14/12/10秒マナ 90▾

複数の矢を射かけて物理ダメージを与え、範囲内の土壌に穢れをもたらす。穢された範囲内に入った敵は、スロウ状態になり、自己回復スキルの効果と、体力自動回復が低下する。

重傷(回復阻害)
40%
重傷の時間
0.5秒
増加攻撃力反映
90%
基本ダメージ
60 / 90 / 120 / 150 / 180
スロウ割合
-30% / -35% / -40% / -45% / -50%
範囲射程
300
デバフの効果時間
4秒
地面時間
4秒
R穢れの連鎖CD 100/80/60秒マナ 100▾

穢れの蔓を放ち、最初に命中した敵にダメージを与え、スネア効果を付与する。蔓は近接する別のチャンピオンの位置に向かって拡散し、命中するとそのチャンピオンにも同様にダメージを与えてスネア効果を付与する。

基本ダメージ
150 / 250 / 350 / 450 / 550
拘束時間
2秒
固有スタック追加
3
時間間隔スタック追加
0.5秒
固有スタック
3
ヴァルスのページ(スキルの全数値・ティア・モード別の構成)

ヴァルスはこういうチャンピオン(ADC)。得意なこと・苦手なこと・強い時間帯と、パワースパイク

ヴァルスが相手で困っている人へ: ヴァルスを相手にする側の対策に、避け方・弱い時間・対策アイテムをまとめています。

まず結論

ヴァルス(Varus)の勝ち方は3つで言えます。

  • ① Wのスタックを、他のスキルで起爆する。ヴァルスのダメージの本体は、通常攻撃で乗る「腐敗」を、Q・E・Rで起爆する部分です。最大体力比例の魔法ダメージなので、タンクにも通ります。そして起爆するたびに、基本スキルのクールダウンが縮む。撃ちっぱなしではなく「殴って、溜めて、起爆する」循環を回すのが正しい形です
  • ② Rは基本、先に撃たない。Eのスロウで足を止めてからR。Rから入ってよいのは、確実に当たる時か、捕まえたい相手がいて、外しても問題が無い時だけです。外すと唯一の生存手段を失います
  • ③ 集団戦でQを溜めるのは、Wの腐敗が乗っている時だけ。溜め中は移動速度が落ち、行動阻害を受けると詠唱が消えてクールダウンが丸ごと乗ります。ただし腐敗が乗っているならWを発動してから溜めQ(WQ)が最も強い。何も乗っていない相手に向かって溜めるのが無駄なだけで、Qそのものを封印するわけではありません

先に正直に書いておくと、今のヴァルスは統計上かなり弱いチャンピオンです(ボットで勝率47%台、ADC57体中54位)。ただし負け方が独特で、苦手対面の多くでレーンのゴールドは勝っています。レーンで負けているのではなく、レーンで勝っても試合で勝ち切れない。だからこの記事は「レーンの勝ち方」ではなく「レーンで作った有利を、どう試合の勝ちに変えるか」を軸にしています。

「ヴァルスに勝てない」で調べに来た人は、後半の「ヴァルスを相手にする側の対策」から読んでください。結論だけ先に言うと、Rを吐かせた直後が本番で、掴み系のサポートを当てることです。

ヴァルスのカウンター早見表(26.20)

ヴァルスが苦手な相手を、つらい順に並べました。理由と対策は下の「ヴァルスのカウンター:誰が苦手で、誰に強いか」で詳しく解説しています。

苦手な相手ひとことで
トゥイッチ トゥイッチそれでも辛いと感じるのは、ステルスからの奇襲でRを吐かされ、後半の射程で並べないからです
ジンクス ジンクス最も多く当たる相手
アッシュ アッシュレーンでは勝っているのに試合で負ける相手
ミス・フォーチュン ミス・フォーチュン短い交戦では負けます(ミス・フォーチュンの記事も参照)
ヴェイン ヴェインレーンで600ゴールド以上勝ちながら、試合で負ける相手

ヴァルスが有利な相手はアフェリオス、カイ=サ、ジンです。

こんな経験ありませんか

レーンでは押していたのに、集団戦が始まったらいつの間にか負けていた。ヴァルスで一番多いのがこれで、原因はたいてい2つ。腐敗が乗っていない相手にQを溜めて、その間に前に出て捕まっていることと、Rを開戦に使って外し、逃げ手段を失っていることです。この記事では、その2つから解説します。

どんなチャンピオン?

得意なこと: 遠距離からの削りと、タンクにも通るダメージです。Qは溜めるほど射程が伸び、Wの起爆は最大体力比例。Rは射程が長く、単独で相手を捕まえられて、当たった相手から周囲へ伝播します。レベル2で出せる一撃が、ADCの中で最大級なのも特徴です。

苦手なこと: 移動スキルが無いことです。脱出手段はフラッシュとRだけ。掴み系のサポート(ブリッツクランク ブリッツクランク・ノーチラス ノーチラス・レオナ レオナ・スレッシュ スレッシュ)に捕まると一発で終わります。それから、弾を消す相手(サミーラ サミーラ・ヤスオ ヤスオ・ザヤ ザヤ)にはQもRも機能せず、モルガナのEはRを無効化します。

強い時間帯: レベル2と、腐敗の起爆が回り始めてから。1〜2レベルは弱く、起爆でクールダウンが縮み始めると急に強くなります。後半はタンクが増えると失速する、序盤から中盤の主導権で勝ち切る設計です。

今の立ち位置: ボットで勝率47%台、5 Tier。26.16で魔法防御の成長が下げられ(序盤は硬く、後半は柔らかく)、26.17で本体の変更はありません。ただし主流のビルドが揃った試合だけ見れば勝ち越しているので、崩れているのは「揃うまで」です。26.18で2本目のグインソー レイジブレード グインソー レイジブレードが戻される予定なので、公開後は数字が動きます。

誰におすすめ?: 「射程で削るのが好きで、スキルを途切れさせずに回す操作が苦にならない人」。派手な逃げは無く、やることは「殴って、溜めて、起爆する」の反復です。

スキルの使い方

数値は上の「スキル早見表」を見てください(パッチごとに自動更新されます)。ここでは使い方の判断だけを話します。

ヴァルスのスキル。固有(復讐の化身): キルまたはアシストを獲得すると、一時的に攻撃力と魔力が増加する。Q(乾坤一擲): 弓を引き絞り、強力な一矢を放つ。構えてから発動するまでの時間が長ければ長いほど、射程距離とダメージ量が増加する。W(枯死の矢筒): 自動効果: 通常攻撃に追加魔法ダメージがつき、命中時に「枯死の呪い」を付与する。E(滅びの矢雨): 複数の矢を射かけて物理ダメージを与え、範囲内の土壌に穢れをもたらす。R(穢れの連鎖): 穢れの蔓を放ち、最初に命中した敵にダメージを与え、スネア効果を付与する

スキル使い方の要点
固有(復讐の化身)キルかアシストを取ると攻撃速度が上がります。ピック率が低いので相手が計算に入れていない。取った直後が最も強い時間帯で、ここで続けて交戦を選ぶと勝ちやすい
Q(乾坤一擲)溜めるほど射程と威力が伸び、腐敗の起爆倍率も伸びます。ただし溜め中は移動速度が落ち、行動阻害を受けると詠唱が消える。相手を止めてから撃つ。集団戦では、腐敗が乗っている相手にだけ溜める(WQ)。乗っていない相手には溜めず、通常攻撃を続けた方が出ます
W(枯死の矢筒)通常攻撃で腐敗のスタックが乗り、他のスキルで起爆。最大体力比例の魔法ダメージで、起爆するとスタック数に応じて基本スキルのクールダウンが縮む。発動効果は次のQを「相手の失った体力に応じて伸びる魔法ダメージ」に変えます。3スタックにこだわって前に出ない。積み切れなくても起爆していい
E(滅びの矢雨)範囲攻撃と地面の残留。スロウと回復阻害が乗ります。交戦の頭で撃って先に回復を切るのが定石。Rを当てる下ごしらえにも、逃げる相手の進路に置く使い方にもなる
R(穢れの連鎖)最初に当たった相手を止め、そこから周囲へ伝播。射程を過小評価されがちで、単独で相手を捕まえる道具。ただし味方の追撃が無いと意味が薄い。拘束中に腐敗が自動で乗るので、R→Wの発動→溜めQが素直な始動。弾速が遅いので、Eのスロウで足を止めてから

ポイント: 腐敗の起爆は、ダメージのためというより回転率のためのものです。起爆するたびにクールダウンが縮むので、上手いヴァルスは通常攻撃を挟みながらE・R・W・Qと繋いで、スキルを途切れさせません。低ランクは通常攻撃主体でスキルを回さない。ここが分かれ目です。

コンボ

順番を体で覚えると、考えずに手が動くようになります。まず「まず覚える3つ」を練習ツールで10回。慣れたら下の場面ごとの形へ。

ヴァルスのコンボはまず3つ。基本: 通常攻撃3回(腐敗を3スタック)→ E(起爆)、逃げる時: E(スロウ)を追ってくる相手の足元に撃って下がる、オールイン: E(スロウ)→ R(拘束)→ 通常攻撃(腐敗を乗せる)→ W(発動)→ 溜めQ(WQ)

まず覚える3つ

  • 基本(レーンで毎回使う): 通常攻撃3回(腐敗を3スタック)→ E(起爆)。レベル2はこれが一撃。Wの腐敗を乗せてから起爆する。
  • 逃げる時: E(スロウ)を追ってくる相手の足元に撃って下がる。Rは逃げ手段なので、拘束してから逃げる。
  • オールイン(キルを取りに行く時): E(スロウ)→ R(拘束)→ 通常攻撃(腐敗を乗せる)→ W(発動)→ 溜めQ(WQ)。Rから入ってよいのは確実に当たる時だけ。

基本コンボ

  • レベル2の一撃: レベル1はEから上げることが多いので、レベル2でWを取り、通常攻撃を3回 → Eで腐敗を起爆。WとQを両方持っているわけではないのでWQは撃てませんが、相手がまだレベル1のうちにこれを入れれば、サポートが絡めば大抵勝てる交戦です。Wの発動 → 溜めQ(WQ)はレベル3以降の形です
  • 交戦の順番: E(回復を切る)→ 通常攻撃3回 → 即Qで起爆 → そのまま殴り続ける
  • R始動: E(スロウ)→ R → 拘束中にスタックが乗る → Wの発動 → 溜めQ。Rが連鎖した周囲の敵にも腐敗が乗るので、集団戦では複数人に同時に条件が整います
  • ドラゴン: スタックを3つ乗せてからQで起爆すると、その一撃がスマイトを上回ります。スティール防止に
  • 序盤のCS: 通常攻撃で取る。砲台ミニオンが出た時だけQでウェーブを動かす。序盤にスキルを撒くとマナが切れます

小技

  • Eを外してもQでもRでも起爆できます。当てられれば何でもいい
  • 2レベルのスキル選択を相手で変える。相手が弱いか交換してこないならW寄り、強いボットなら安全にQ
  • タム・ケンチが味方を吸っている最中にRを当てると、吸われた側が吐き出されてそのまま拘束されます。ユーミが憑いている味方にRを当てると、降りても拘束が入ります

パワースパイク(強さの節目)

時間帯ごとの強さ

  • 序盤 ○ 普通: Eの起爆で削れるが、腐敗を3回積むまで火力が無い。ボットで押し込まれると弱い
  • 中盤 ◎ 強い: コア1本で腐敗の最大体力比例が伸び、Rで確実に1人を止められる
  • 終盤 ○ 普通: コア3本で通常攻撃と腐敗の火力が最大。射程で前に出ない相手を削れる
タイミング何が起きるか
レベル1弱い。ヴェインと並ぶ最弱クラス。通常攻撃でCSを取るだけ
レベル2最初のパワースパイク。通常攻撃3回→Eで腐敗を起爆する一撃が、この時点のADCの中で最大級
レベル3〜5起爆が回り始めると急に強くなる。Eで回復を切ってからの交戦が成立
レベル6Rで単独で相手を捕まえられる。ただし始動には使わない
2本目(グインソー レイジブレード グインソー レイジブレード)本命のパワースパイク。オンヒットの回転で起爆が速くなり、主流のビルドが揃った試合は勝ち越しています
3本目(テルミヌス テルミヌス)両方の貫通で、タンクにもキャリーにも通る形が完成
終盤タンクが増えると失速。序中盤の主導権で勝ち切る設計です

対策側から見ると、レベル1〜2とRを吐いた直後がヴァルスの弱い時間です。

レーン戦の考え方

序盤(〜レベル5)

  • レベル2を先に取って、一撃を入れる。ここが最初のパワースパイク
  • 序盤のCSは通常攻撃で。スキルを撒くとマナが切れます。マナ管理が最重要
  • フラッシュをキルに使わない。使うのは目標物の確保と、自分を守る時だけ。序盤にキルを取るためにフラッシュを切ると、以降の生存手段が無くなります
  • ジャングラーに寄られ続けているなら、タワー前でウェーブを止めて相手に来させる。Qの押し込みが強いので、放っておくと勝手に前に出てガンクの的になります
  • タンク系サポートと組んだ時は最後尾を取る。前に出る役ではありません
  • 敵ジャングルへのワードは自分で置かない。攻めのワードはサポートが置き、ADCは前に出ない

中盤以降(レベル6〜)

  • ボットのタワーを折ったら、そのままボットに残らない。相手ミッドがウェーブ処理の弱いアサシンならミッドへ、相手トップが近接ならトップへ
  • 曖昧な交戦でRを吐かない。逃走スキルが無いので、Rは攻撃手段である前に生存手段
  • 無理にキャリーを追わない。タンクを先に溶かせる構成なので、位置を崩してまで後衛を狙って死ぬ方が損
  • キルかアシストを取った直後に、続けて交戦を選ぶ。固有の攻撃速度が乗っている時間が最も強い

ヴァルスのカウンター:誰が苦手で、誰に強いか

具体的な数字はパッチごとに動くので、「名前」ではなく「なぜ」で覚えてください(今の統計は u.gg や OP.GG などで確認できます)。ヴァルスの表は普通の読み方が通用しません。苦手上位の多くで、レーンのゴールドは勝っています。

ヴァルスの苦手な相手はトゥイッチ・ジンクス・アッシュ、有利な相手はアフェリオス・カイ=サ・ジン

カウンター(ヴァルスが苦手な相手)

先に1行だけ。ヴァルスが苦手なのは、後半の火力で並べない相手と、弾を消す相手です。そして本当の天敵は対面のADCではなく、掴み系のサポートです。

相手なぜ苦手かどう凌ぐか
トゥイッチ トゥイッチ数字の上ではヴァルス側が勝ち越しています(勝率+1.0%/1,047戦。トゥイッチ側から見ると勝率−1.3%)。それでも辛いと感じるのは、ステルスからの奇襲でRを吐かされ、後半の射程で並べないからです相手が消えたらワードの上に立つ。Rは相手が見えてから。序盤で明確な差を付ける
ジンクス ジンクス最も多く当たる相手。レーンでは勝っているのに試合で負けます。後半の継続火力で並べない(ジンクスの記事も参照)序盤は弱く2対2でも負けにくい。後半に育たせないことだけ意識する。レーンの有利をタワーとドラゴンに変える
アッシュ アッシュレーンでは勝っているのに試合で負ける相手。射程で上回られ、Rで止められます(アッシュの記事も参照)相手のRが無い間にQで削り、低くなったらオールイン。レーンの有利を試合に変える
ミス・フォーチュン ミス・フォーチュン短い交戦では負けます(ミス・フォーチュンの記事も参照)オールインでは勝てる。相手のRの詠唱中は動けないので、そこにEとRを合わせる
ヴェイン ヴェインレーンで600ゴールド以上勝ちながら、試合で負ける相手。射程差だけ見て前に出ると1対1で負けます射程で削るだけにして、殴り合いに付き合わない。3本揃う前に試合を畳む
トリスターナ トリスターナ跳び込みとバーストが強く、キルや爆弾の起爆で跳躍が戻ります跳ばせてから、爆弾を満タンにさせない。Wが落ちた直後だけ前に出る
エズリアル エズリアル遭遇率が最も高い相手。序盤のバーストで負けます相手のEが落ちた瞬間だけRで踏み込む。レベル2以外は無理をしない
ザヤ ザヤ羽の帰りとRで弾を消されます羽が地面に残っている時は前に出ない。Rの無敵の後にE→R

表に入れなかった相手も書いておきます。掴み系のサポート(ブリッツクランク ブリッツクランク・レオナ レオナ・ノーチラス ノーチラス・スレッシュ スレッシュ)が本当の天敵で、相性表はADC同士の勝率しか見せないのでここが抜け落ちます。移動技を持たないので、当てられたら一発で終わり。サミーラ サミーラはWで弾をまとめて消すのでQもRも機能せず、Wが無い時間だけの勝負になります。ソラカ ソラカは、Qを溜めている最中にサイレンスを入れられると詠唱が消えてクールダウンが全部乗る相手です。モルガナ モルガナはEでRを無効化します。

苦手な相手に効くアイテム(数字で見る)

苦手な相手と当たった試合だけで比べて、買うと勝率が上がっていたアイテムです(直近30日・エメラルド以上)。後から買うアイテムほど勝率が高く出るので、靴・序盤・1〜2本目だけで比べています。

  • トゥイッチ: 2本目に テルミヌス テルミヌス(この相手で59.5%。2本目の平均は48.2%)。2本目に 実験的ヘクスプレート 実験的ヘクスプレート(この相手で55.7%。2本目の平均は48.2%)
  • アッシュ: 1本目に グインソー レイジブレード グインソー レイジブレード(この相手で60.0%。1本目の平均は49.2%)

ヴァルスが有利な相手

正直に書くと、今のパッチで十分な試合数のある相手のうち、勝ち越しているのはアフェリオス1体だけです。以下は「互角以上に持ち込める相手」として読んでください。

相手なぜ有利か勝ち方
アフェリオス アフェリオス唯一の勝ち越し相手。移動手段が無く、Rで捕まえられます何を構えているかで全部変わる。近距離の構えの時だけは絶対に寄らせない。それ以外は射程で削る
カイ=サ カイ=サ最も多く当たる相手で、レーンでは勝っています。ただし評価は割れる相手Eの機動力でこちらのEも避けられる。相手の位置取りのミスをRで捕まえる以外に手が無いので、レーンの有利で試合を動かす
ジン ジン4発撃ち切る前は単独でこちらを倒せませんリロードの隙が全部こちらの時間。4発目を撃たせてから前に出る
ドレイヴン ドレイヴン斧を拾う動きが読めるので、そこにQかEを置けますRで止めれば斧を拾わせずに勝てる。足の遅い相手には射程差の牽制が刺さります
ゼリ ゼリRは当たりにくいですが、序盤の削りで先行できます味方のCCが入った時だけR。Eのスロウを先に置く
シヴィア シヴィア盾で溜めQとRは消されますが、吐かせた後の待ち時間が長いです序盤に安いスキルで吐かせる。その間が攻め時
ユナラ ユナラ序盤の削りで先行できますQが点いている時は殴り合わない。序盤の有利で試合を動かす

ケイトリンとは、ほぼ互角です。 両側の数字を突き合わせると(こちら 勝率+0.9% / 相手 勝率+0.1%)はっきりした差が出なかったので、表には載せていません。

数字と実感が食い違う相手:ヴァルスは「レーンで勝って試合で負ける」チャンピオンです

苦手上位10体のうち6体で、15分時点のゴールド差はヴァルスが勝っています。ヴェインに至ってはレーンで600ゴールド以上取りながら、勝率は46%台。カウンター表の普通の読み方(苦手=レーンで負ける)が、ヴァルスには通用しません。

負けているのは、レーンで作った有利を試合の勝ちに変える工程です。具体的には3つ。

  • Rを開戦に使って外し、逃げ手段を失っている。Rは攻撃手段である前に生存手段です
  • 集団戦でQを溜めて、その間に前に出て捕まっている。交戦が始まったらQは溜めない
  • ボットのタワーを折った後、ボットに残っている。相手のジンクスやトゥイッチが後半に育つ時間を、そのまま渡している

だからこの記事の「勝ち方」は、レーンではなくレーンの後にあります。レーンで勝ったら、ミッドかトップに移って試合を畳む。ここができれば、表の数字は変わります。

カイ=サとソラカは、人によって評価が真逆に出る相手です。カイ=サは「ヴァルス有利」と「ヴァルスで相手にしたくない」が並び、ソラカは「持続力でヴァルスのポークに勝てない」と「サイレンスでQを潰される」が並びます。どちらも断定せず、相手の腕で変わる相手として書いておきます。

苦手と有利の「共通点」を覚えると、初見の相手にも応用できます

  • カウンターの共通点: ①後半の火力で並べない相手(ジンクス ジンクス・トゥイッチ トゥイッチ・ヴェイン ヴェイン・ユナラ ユナラ)②弾を消す相手(サミーラ サミーラ・ヤスオ ヤスオ・ザヤ ザヤ・シヴィア シヴィア)③掴み系のサポート(ブリッツクランク ブリッツクランク・レオナ レオナ・ノーチラス ノーチラス・スレッシュ スレッシュ)。追い越されるか、消されるか、捕まるか、のどれかです
  • 有利な相手の共通点: 足が遅く、スキルを避けられない相手(アッシュ アッシュ・ドレイヴン ドレイヴン・アフェリオス アフェリオス・ケイトリン ケイトリン)。射程で削って、通常攻撃の殴り合いを避けられます。低ランクほど効く
  • まとめると、ヴァルスは「止まっている相手に強く、止まらない相手と弾を消す相手に弱い」チャンピオンです。そして対面より先に、相手のサポートを見てください

ヴァルスを相手にする側の対策

「ヴァルスに勝てない」で調べに来た人向けの本命の章です。

  • ① Rを吐かせた直後が本番。そこまでは無理に踏み込まない。R抜きのヴァルスは逃げ手段がありません
  • ② 掴み系のサポートで捕まえる。移動技が無いので、当てれば終わります。(ブリッツクランク ブリッツクランク・ノーチラス ノーチラス・レオナ レオナ・スレッシュ スレッシュ)
  • ③ 弾を消す。ヤスオの風の壁、サミーラのW、ザヤのRでQとRが消えます。モルガナのEはRを無効化します
  • ④ Qの溜め中にサイレンスかノックアップを当てる。詠唱が消えてクールダウンが全部乗ります。ソラカのEが代表
  • ⑤ Rは弾速が遅いので、位置取りを崩されていなければ見てから避けられる。Eのスロウを受けている時だけ注意
  • ⑥ 1〜2レベルで殴る。ここが最も弱い時間帯。ただしレベル2の一撃だけは受けない(相手が通常攻撃を3回入れてきたら、Eの起爆が来る前に下がる)
  • ⑦ ウェーブの後ろに立たない。長射程のポークで削られます。回復系サポートで消耗戦に持ち込むのも有効
  • ⑧ レーンで負けても焦らない。ヴァルスはレーンで勝っても試合で勝ち切れないチャンピオンです。後半に伸びるADCなら、生き延びるだけで逆転します
  • カウンターピックのおすすめ: 後半に伸びるジンクス ジンクス・トゥイッチ トゥイッチ・ヴェイン ヴェイン、弾を消すサミーラ サミーラ・シヴィア シヴィア。サポートならブリッツクランク ブリッツクランク・ノーチラス ノーチラス・レオナ レオナの掴み系

集団戦の立ち回り

  • Eを頭に置いて、回復を切る。交戦の順番はE→通常攻撃→Q起爆
  • Qを溜めるのは腐敗が乗っている時だけ。Wの発動→溜めQ(WQ)が最大ダメージ。乗っていない相手には溜めず、通常攻撃を続ける
  • Rは味方のCCの後か、Eのスロウの後。Rから入ってよいのは、確実に当たる時か捕まえたい相手がいて、外しても問題が無い時だけ。連鎖した相手全員に腐敗が乗るので、固まった敵に当てるほど価値が上がる
  • 無理にキャリーを追わない。タンクを先に溶かせる構成
  • タンク系サポートと組んでいるなら最後尾。前に出る役ではない
  • 曖昧な交戦でRを吐かない。生存手段として温存する

ヴァルスの集団戦の立ち回り。Eを頭に置いて、回復を切る、Qを溜めるのは腐敗が乗っている時だけ、Rは味方のCCの後か、Eのスロウの後、無理にキャリーを追わない、タンク系サポートと組んでいるなら最後尾

立ち位置の考え方そのものは、ADCのポジショニングにまとめてあります。

一緒に組むと強いサポート

ヴァルスの強み: Qを溜めた長い射程の一矢で遠くから削り、Rの蔓で1人を止めると、近くにいる別の相手にも広がってまとめて止められる。 ヴァルスの弱み: 前に跳ぶスキルも逃げるスキルも無いので、近づかれると自分では離れられない。

ヴァルスが欲しい味方。強みを伸ばすサポート: スレッシュ

※ 勝率は、一緒のチームになった試合で普段よりどれだけ上がるか(パッチ16.18)。

強みを伸ばすサポート:相手を目の前に引き寄せてくれる

ヴァルスのRやEは、止まっている相手にほど確実に当たります。引き寄せてくれる相方がいると、Qを溜める時間も取れます。

  • スレッシュ(Qの鎖で引き寄せる): 引き寄せた相手にRの蔓を刺せば、助けに来た相手にも蔓が広がります。逃げるスキルの無いヴァルスでも、Wのランタンで後ろへ戻れます。勝率+1.3%(5,234戦)

ビルドの考え方(26.18時点の主流)

ヴァルスのビルドは「オンヒットで起爆の回転を上げる」形が主流です。主流の3本が揃った試合だけ見れば勝ち越しているので、揃うまでを耐えるのが課題です。名前より理由で覚えてください。

栄華メイン

プレスアタックリーサルテンポフリートフットワーク征服者
体力吸収凱旋冷静沈着
レジェンド: 迅速レジェンド: ヘイストレジェンド: 血脈
最期の慈悲切り崩し背水の陣

天啓サブ

ヘクステックフラッシュネイター魔法の靴キャッシュバック
トリプル トニックタイムワープトニックビスケットデリバリー
宇宙の英知疾駆なんでも屋

ステータスのかけら

攻撃速度攻撃速度
アダプティブアダプティブ
体力体力
  • リーサルテンポ ルーンはリーサルテンポが主流(採用率7割): 殴り続けるほど攻撃速度が伸び、腐敗のスタックが速く乗ります。サブは天啓の宇宙の英知(スキルヘイスト)とキャッシュバック
  • プレスアタックは採用率1割強ながら勝率はリーサルテンポより高く出ています。短い交戦が多いレーンなら試す価値あり。秘儀の彗星のポーク型は勝率が低く、勧めません
スタティック シヴ>グインソー レイジブレード>テルミヌス
  • 基本形: スタティック シヴ スタティック シヴ(ウェーブ処理と攻撃速度。レーンの主導権)→ グインソー レイジブレード グインソー レイジブレード(オンヒットの回転で起爆が速くなる。26.18で強化予定)→ テルミヌス テルミヌス(両方の貫通。26.15で強化)
  • 1本目の別候補: ルインドキング ブレード ルインドキング ブレード。タンクが多い相手構成で、最大体力比例を重ねる
  • 4本目以降: 変幻自在のジャック=ショー 変幻自在のジャック=ショー(両方の防御)、ダイブ構成には ゾーニャの砂時計 ゾーニャの砂時計(ヴァルスがAPアイテムを買うのは変に見えますが、起爆が魔法ダメージなので無駄になりません)
  • スタート: ドラン ボウ ドラン ボウ+体力ポーション 体力ポーション2個(7割)
  • 靴: 多数派はバーサーカー ブーツ バーサーカー ブーツですが、グラトナス ブーツ グラトナス ブーツの方が勝率で6pt以上高く出ています。移動スキルの無いヴァルスには、オムニヴァンプの回復が効くという理屈です。まずはグラトナスで
  • サモナースペル: フラッシュ+バリアが8割。移動スキルが無いので、バリアは「殴り合いを1回多く生き残る」ため
  • スキルの上げ順: Q > W > E。レベル1〜3はE → W → Q。上げ順が割れているチャンピオンで、この順が最も勝率が高い
  • 最新の細かい主流は統計サイト(u.gg / OP.GG等)で試合前に確認する癖を。26.18でグインソー レイジブレード グインソー レイジブレードが動くので特に

対面で変えるアイテム

いつも同じ順番で買うと、相手に合わせた1本で負けます。対面が決まった時に変える所だけ書きます。

  • 掴み系サポート相手: 3本目にマーキュリー ブーツ マーキュリー ブーツ、またはQSS
  • 硬い相手が多い: 2本目にラスト ウィスパー ラスト ウィスパー系。腐敗の最大体力比例と合わせる
  • 弾を消す相手(サミーラ サミーラ・ヤスオ ヤスオ): 溜めQを減らしてオンヒット寄り。グインソー レイジブレード グインソー レイジブレードを早める

動画で見る

動画では、ヴァルスが実際の試合でどう動くのかを紹介しています。細かい判断は、この記事の方に書いています。

よくある失敗

ヴァルスのよくある失敗。外れる場面でRから入る、腐敗が乗っていない相手にQを溜める、腐敗を3スタック積もうとして前に出る、通常攻撃主体でスキルを回さない

①外れる場面でRから入る。弾速が遅く、見てから避けられます。Eのスロウで足を止めてからR。Rから入ってよいのは、確実に当たる時か、捕まえたい相手がいて外しても問題が無い時だけです。外した上に、唯一の逃げ手段を失うのが一番多い負け方です。

②腐敗が乗っていない相手にQを溜める。溜め中は移動速度が落ち、CCを受けると詠唱が消えます。溜めるのはWの腐敗が乗った相手に対してだけ(WQ)。それ以外は溜めずに撃つか通常攻撃を続ける。

③腐敗を3スタック積もうとして前に出る。積み切れなくても起爆していい。スタックにこだわって死ぬのが典型的な負け筋です。

④通常攻撃主体でスキルを回さない。起爆でクールダウンが縮むので、通常攻撃を挟みながらE・R・W・Qと繋ぐ。

⑤序盤にキルを取るためにフラッシュを切る。フラッシュは目標物の確保と自衛のためのものです。

⑥ボットのタワーを折った後、ボットに残る。レーンで作った有利を試合に変える工程で負けるのがヴァルスです。ミッドかトップへ。

⑦序盤にスキルでCSを取ってマナを切らす。CSは通常攻撃で。砲台ミニオンの時だけQ。

同じ失敗を繰り返さないための見返し方は、負けた試合の見返し方に書いてあります。

このチャンプで3試合やる時の目標

  • 1試合目: レベル2の一撃を入れる。通常攻撃3回→Eの起爆を、相手がレベル1のうちに1回決める
  • 2試合目: Rを「Eのスロウの後」か「確実に当たる時」にだけ撃つ。外れたRの回数を0にする
  • 3試合目: Qを溜めるのは腐敗が乗った相手にだけ(WQ)。腐敗の無い相手に溜めた回数を数える
  • 3試合を通して: ボットのタワーを折ったら、ミッドかトップに移る。ボットに残った時間を0にする

ヴァルスで3試合やる時の目標。1試合目 レベル2の一撃を入れる。通常攻撃3回→Eの起爆を、相手がレベル1のうちに1回決める、2試合目 Rを「Eのスロウの後」か「確実に当たる時」にだけ撃つ。外れたRの回数を0にする、3試合目 Qを溜めるのは腐敗が乗った相手にだけ(WQ)。腐敗の無い相手に溜めた回数を数える、3試合を通して ボットのタワーを折ったら、ミッドかトップに移る。ボットに残った時間を0にする

目標の立て方と「何回中何回」の数え方は、上達する練習のやり方を見てください。

COACHING

ヴァルスが得意なコーチがいます

この記事で覚えた動きは、実戦を見てもらうのが一番早く身につきます。ヴァルスを得意チャンピオンに登録しているコーチに、リプレイ添削や1on1で直接聞けます。

ランクを上げたい人へ: ランクの仕組みと分布、帯ごとの抜け方→