ドネキフ塾
初心者向けADC概念・戦術解説

【LoL】ADCの上達法|練習メニュー・リプレイの見返し方・レーンスワップを元プロが解説

読了目安 約10分 ・ 最終更新 2026年8月8日

この記事で学べること

LoLのADCが上達するための「試合の外」の話を元プロが解説。負けた試合のリプレイの見返し方、Practice Toolでのカイティング練習、初心者がモヤモヤしがちなレーンスワップの考え方まで。立ち回り(ポジショニング)とセットで読むと効きます。

監修: NaiNa

元プロ / Challenger / 2021~2022 Sengoku Gaming Academy / LJL 2026 winter series 3位(LGG) ・ ドネキフ塾 コーチ

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📖 目次

まず結論

ADCが上手くなるために、試合の"外"でやるべきことは3つです。

ADCが試合の外でやること3つ。死んだ理由を1つ言葉にする、Practice Toolでカイトを練習する、レーンスワップのなぜを知る

  1. 負けた試合を見返して、"死んだ理由"を1つ言葉にする: LoLは「死んで覚える」ゲーム。同じ死に方を繰り返さないだけで、勝率は上がります
  2. Practice Toolで、カイト(動きながら殴る)を練習する: ここは反復でしか身につきません
  3. レーンスワップの"なぜ"を知る: 「気づいたら流されてた」を、「狙ってやる」に変える

立ち回り(試合中の立ち位置)は、ADCのポジショニング(記事A) にまとめています。この記事は、その"練習編・マクロ編"です。

こんな経験ありませんか

「スワップ後、ミッドウェーブ押しちゃおう! うわ、キャッチされた😭」。気づいたら味方がスワップしていて、何を基準に動けばいいのか分からないまま流されて、事故る。あるいは、負けた試合を「なんか負けたな」で終わらせてしまう。

この記事は、その2つ、「試合の振り返り方」と「レーンスワップの考え方」、そして地力を上げる練習の話です。

負けた試合の"見返し方"(リプレイ復習)

死んだ試合を見返すとき、初心者はここを見てください。

死んだ理由を1つ言葉にする。レーン戦なら体力差・アイテム差・サモナースペル差・残っているスキルの4つ、集団戦なら誰に・どこから・味方は近くにいたか

レーン戦で死んだ場合:要するにリソース差 まず、相手と自分が"対等な状況"だったかを確認します。チェックするのは4つ:

  • 体力(ヘルス)差
  • アイテム差
  • サモナースペル差(相手のフラッシュは残っていたか等)
  • 残っているスキル

そのうえで、「自分のチャンピオンのパワーをフルに活かせていたか」「立ち位置は正しかったか」「そもそもマッチアップ(対面との相性)的に勝てる状況だったか」を考えます。……ここは、チャンピオンの知識をつけていくしかありません。

集団戦で死んだ場合:倒されるパターンを繰り返さない

  • どのチャンピオンに倒されたか
  • そのチャンピオンは、どこから来たか
  • そのとき、味方は近くにいたか/自分は視界のない場所を歩いていなかったか

LoLは、正直「死んで覚える」ゲームです。だから、"死ぬパターン"だけを覚えて、同じ死に方をしない。それだけで、どんどん減っていきます。

Practice Tool・対BOTでの練習メニュー

ADCは基本、レーンが2対2、集団戦が5対5。"ポジショニングそのもの"を一人で練習するのは難しいロールです。それでも効く練習を挙げます。

カイティングの2つのドリル。ダミー周回(AA→移動→AA)とスキル誘発(AA→右へ→AA→元の位置→AA→左へ)

ポジショニング面で一人でもできる意識づけは、これです。

  • CSを取るとき、ブッシュへの射線を気にする癖をつける

ここからは操作面の練習。カイティング(=攻撃しながら動く/オーブウォーク)とクリック精度のドリルです:

1. ダミー周回ドリル アッシュやケイトリンでゴースト(移動速度が上がるサモナースペル)を持ち、攻撃速度を高くして、練習用ダミーを一周するように動きながら通常攻撃を入れる。「AA → 移動 → AA → 移動」の繰り返し。

[動画: コーチのカイティング実演(ダミー周回・AA→移動の繰り返し)※コーチ本人が収録]

2. スキル誘発ドリル 敵を殴るとき、「AA → 右に移動 → AA → 元の位置に戻る → AA → 左に移動」を繰り返す。これは、相手にスキルを撃たせて、外させる(ミスらせる)ための動きです。

[動画: コーチの実演(AA→左右に振る動き・スキル誘発)※コーチ本人が収録]

※どちらのドリルも、アタックムーブキーを使って練習してOKです。

ラストヒット(CS)の目安と伸ばし方

10分で80CS取れれば、初心者なら上出来です。

伸ばすコツは2つあります。

  • ダメージトレードに集中しすぎない: 味方サポートがフックを当てて、そのファイトの間にキャノンミニオンを落とす……というのは本当によくあります。戦っている間も、足元ではCSが落ち続けています
  • ウェーブクリアを急ぎすぎない: クリアを優先して、かえってCSを落としてしまうことがあります。「CSが取れる」が前提で、そのうえで可能な範囲でクリアを早くする、の順番です

取れる状況で落としてしまうのは、ダメージ量の把握か、CSへの集中の問題です。1クリック1クリックに、意味を込めてプレイしてみてください。

レーンスワップの基本

初心者が一番モヤモヤする「気づいたらスワップしてる」。考え方の軸を押さえましょう(細かいルールはパッチで変わるので、原則を覚えるのが大事)。

レーンスワップの基本4つ。なぜ起きるか(サポートをミッドに置く・ADCが安全にファームする)、何が得か、いつするか(ボットのタワーが折れたら)、気づいたら相手がしていた時(ウェーブを食べてから合わせる)

そもそもスワップとは?なぜ起きる? 本来の目的は、「サポートをミッドに置いて、試合への影響力を上げるため」。ADCの視点で見れば「安全にファームするため」でもあります。レーンスワップとは、元々のレーン(ADCならボット)を離れて、別のレーンに行くこと。中盤からはサポートの影響力を上げるために動きが増えます。そのときボットにADCが一人残されると狙われやすい。でもミッドにスワップすれば、TP(テレポート)を持ったミッド/トップに助けられやすく、サポートやジャングルも寄りやすく、ファーム環境が整う。だからスワップするんです。

スワップのメリット(何が得か)

  • オブジェクトの取り合いに参加しやすくなる。例えばヘラルド。ヘラルドが湧く頃にはスワップができるようになりますが、ヘラルドが湧くのはトップ側で、ADCは基本テレポートを持ちません。スワップしないと、ヘラルドを巡る集団戦に参加できない。
  • ジャングル・サポートと一緒に動けるようになる。

いつスワップすべき?しない方がいいのは?

  • スワップして良いのは、味方と自分の"クエスト"(=そのレーンでやるべき進行)が終わった時。
  • 初心者帯での分かりやすい指標は「ボットのタワーが折れたら」。クエスト完了で判断するのが最善ですが、迷ったらこれでOK。
  • クエストが終わっていないのにスワップしてはいけません。例えばミッドなら、ミッドレーンにいないとクエスト進行が遅れます。自分だけ先に終わっても、スコアボードで味方のクエスト状況も確認しましょう。

気づいたら相手(or 味方)がスワップしていた時

  • まずはミニオンウェーブを食べてから、合わせる。スワップ後は、対面に相手のミッドやトップが来ることが多く、レベル差でソロキルされやすいので注意。
  • スワップ前は、スワップ先へピングを。意思疎通がないと、同じレーンのミニオンの取り合いになってしまいます。
  • スワップ後は、味方も寄れますが、敵も上からも下からも来られるので警戒。できれば、味方が近くにいる時に、安全にミッドウェーブを積極的に押す。

今日のランク戦でやること

  • 負けた試合を1つだけ見返し、「誰の・どのスキルで死んだか」を言葉にする
  • Practice Toolで、カイティング(AA→移動→AA)を5分やる
  • CSは「10分で80」を目安にする(戦闘中もCSを落とさない意識)
  • スワップが起きたら、まずミニオンを食べてから合わせる(無理に押さない)

よくある質問(FAQ)

Q. 上達のコツ・練習方法は?

A. 配信者やプロの立ち回りを見ること。このとき、上手い動きだけでなく、「プロや配信者がどう倒されるか」も見てください(上手い人でも死ぬ状況=本当に危ない状況が分かります)。そして自分が倒された理由を毎回考えること。「なぜ死んだか」を振り返る癖が、一番の近道です。

Q. カイティングは「できてる」とどう判断すればいい?

A. 立ち止まらずに、移動と通常攻撃が途切れず繋がっているか。ダミー周回ドリルで、止まらずにAAを刻み続けられるようになれば合格ラインです。

立ち回り(試合中の立ち位置)は、こちら

「前に出ていいのか・下がるべきか」「誰を狙うか」「集団戦で画面のどこを見るか」。試合中のポジショニングは、別記事にまとめています。

▶ ADCのポジショニング|溶けない立ち位置

分からない言葉が出てきたら LoL用語集 へ。


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